リアル・スティール

リアル・スティール
オススメ度(80点/100点中)

あらすじ

2020年、格闘技は人間同士によるものではなく、高性能なロボット同士によるものとなっていた。元プロボクサーのチャーリー(ヒュー・ジャックマン)は、かつてみた夢を諦め、ロボット格闘技でなんとか生計を立てている日々。そんなある日、元恋人の不幸により、赤ん坊の時に別れたきりの息子マックス(ダコタ・ゴヨ)を預かることになってしまった。慣れない父子の共同生活が始まるが、11年間離れていた溝がそう簡単に埋まるはずもなく…。しかし、廃工場で旧式ロボット「ATOM」を発見したことから2人の運命が大きく変わっていく。


主演は、X-MENウルヴァリンでお馴染みのヒュー・ジャックマンが見事なダメ親父っぷりを演じてくれている。でも勿論ダメなままじゃ終らない。そこがかっこいい。

そして息子マッスク役のダコタ・ゴヨ。子供っぽいところはちゃんと子供っぽく、でもときおり大人よりも冷静に物事を考えてて、ヒュー・ジャックマン演じる親父とのバランスがとてもよかった。自分が印象に残っている演技は、廃工場から戻ってきて一番にやった彼の行動。思わず笑ってしまった。
あとはATOMと共に入場してくるシーン!かっこ可愛かったなー。入場曲に使われていた曲が頭から離れてなくて、すぐ調べた。
Timbaland feat. Veronica 『Give It A Go』
これを聴くと思わず踊りたくなる。


また、所々に日本が関係してくるのも、見ていて親近感が湧く。世界最高峰のメカデザイナーの名前や、日本仕様にカスタマイズされたロボット。(あのデザインはどうかと思うけど…笑)
そして耳に馴染み深い響き、「ATOM」。


映像はロボット同士の大迫力のシーン満載だけど、物語のテーマは「親子の絆」。
確かに時代は、ロボット同士が戦う格闘技になっているけど、
それを操る人々の想いは、人間同士の格闘技の時代と変わらないものがそこにある。
戦うのはロボットだが、その先にある大切なものを勝ち取るのは人間なのだ。


格闘技が好きな人、ロボットが好きな人、ヒューマンドラマが好きな人にオススメの一本。