キック・アス

キック・アス
オススメ度(50点/100点中)

あらすじ、
主人公デイヴ・リズースキーは、コミックのスーパーヒーローに憧れていた。そして誰もヒーローになろうとしない世の中に疑問を抱き、自らがヒーローとなることを決める。しかし他のアメコミのヒーローと違い、何の特殊能力もないデイブ。案の定大怪我をするのだが、ひょんな事がきっかけでキック・アスとして大人気となる。だがこの街のヒーローは彼だけではなかった!無敵の美少女ヒット・ガール、彼女の父ビッグ・ダディ、さらにキック・アスに部下を殺されたと勘違いしたマフィアのボスが彼を殺すために動きだすのだが・・・。

レンタルビデオ屋でやたら宣伝されていて、ちょうどレンタル日だったので借りてきた。自分はアメコミ作品が大好きである。スパイダーマンにハルク、スーパーマンにアイアンマン、さらにエックスメンなどアメコミ作品というだけで+αの満足度がある。それは男なら強い男に憧れることと、やっぱり正義は勝つ!という爽快感があるからかな。単純なんです。

ただこの映画はあまり好きになれなかった。主人公が弱いからというそんな根本的な問題ではなく、見る人に何を伝えたい映画なのかがよく分からなかった。主人公が苦難を乗り越えて成長していく姿が見れるわけでもなく、巨悪を倒すわけでもなく、勢いで最後まで持っていった印象を受けた。

撮影時に11歳であったクロエ・グレース・モレッツ演じるヒット・ガールのアクションシーンは見ごたえがある。チビッコにバタバタと大人たちがやられていく様は爽快である。ただ天才的な射撃の腕を持っているのに最後は・・・う〜んそうくるか。といった少し残念な感想。やはりアメコミ作品では最後の敵は物語を通じて最も強い敵に出てきて欲しいな〜と自分は想うわけです。

そうは言ってもR-15指定な過激な戦闘シーンに、ヒット・ガールのアクション、難しいのは嫌!頭を使わず爽快感を味わいたい!って人にはいいかもしれない。

キック・アス Blu-ray(特典DVD付2枚組)

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