『月に囚われた男』

月に囚われた男
オススメ度(80点/100点中)

あらすじ、
宇宙飛行士のサムは、エネルギー資源を地球に送るため月へと派遣された。契約期間は3年だ。地球との直接通信を許されておらず、話し相手は人工知能搭載ロボットのガーティだけ。楽しみにしていたテレビ電話での妻テスとの会話も衛星事故によって交信不能となってしまっていた。それでも孤独に耐え任期終了まで2週間を切ったある日、サムはありえない状況に遭遇する・・・。

監督は、あのデヴィッド・ボウイの息子であるダンカン・ジョーンズ。物語は、サム・ベルを演じるサム・ロックウェルの一人舞台!もう彼にだけ出演料をあげていい気がします。それぐらい彼が演技がないと成り立たない映画。『月に一人で派遣された』という設定に興味を引かれて手にとってみたわけですが、見ていくと物語の途中で衝撃的な出来事が起こります。しかし、それよりも最後をどう収束させていくのか!それが気になってしょうがなかったですね。

この映画のテーマは、社会における労働者の立場にあると思います。労働者が知らない所で会社はとんでもないことをしているぞ!と。現実でも立場の低い労働者には抵抗する力がない。そんな今の社会を批判している映画な気がする。

自分はこういった考えさせられる映画は好きです!宇宙を舞台にした映画は沢山ありますけど、やはり未知数な部分が多いのでそこを上手く利用できますねー。

何はともあれ、サムの演技に、映画のテーマに、見所があるので是非興味がある人は見てください★